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WEBサイトの保守運用とは?作って終わりにしてはいけない理由を詳しく解説

WEBサイトの保守運用とは?作って終わりにしてはいけない理由を詳しく解説

06.302023
CATEGORYWEB保守・管理


WEB制作において、サイトの公開をゴールだと思ってしまいがちですが、公開はあくまでスタートに過ぎません。せっかく作ったサイトを長く使い続けるためには、公開後の「保守運用」作業が必要不可欠です。

しかし保守運用と聞いても、「具体的に何をすればよいかわからない……」と戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、WEB制作で必須となる保守運用の基本から、具体的に何をするのかに至るまで詳しく説明していきます。また記事の後半では、保守運用を外注すべき理由やメリットについても解説しています。
自社サイトの保守運用方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

WEBサイトの「保守運用」とは?なぜ必要?

「保守運用」とは、WEBサイトを正常な状態に維持するために必要な諸作業の総称です。
WEBサイトを作成する際、多くの人が出来上がった時点で満足してしまい、その後は何もせず、サイトを放置してしまいがちです。しかし、サイトは公開後も不具合やエラーが起きるなど、さまざまなトラブルに見舞われる可能性があります。最悪の場合は、サイトが表示されなくなることもあり、せっかく作ったサイトがかえって自社の信頼性を損ねてしまうことにも繋がりかねません。

そのようなトラブルを防ぐために必要なのが保守運用です。WEBサイト公開時点をゴールでなくスタートだと考え、そこからサイトを正常な状態に保つメンテナンスを行っていくことが、WEBサイトの価値を維持するためには必要不可欠なのです。

保守と運用は何が違う?

保守運用と一括りにされることが多いですが、厳密には「保守」と「運用」とで異なる作業を指しています。
まず「保守」とは、WEBサイトに不具合やトラブルが発生した際に対処する作業を表します。そして「運用」とは、問題が発生しないよう、WEBサイトを常に最新の状態に管理することを表しています。
とはいえ、保守と運用はそれぞれ密接に関連し合っていて、保守だけ、あるいは運用だけを行うということは現実的ではありません。そのため、今回のように「保守運用」と一括りにまとめて扱われるケースが一般的です。

主な保守運用の内容

保守運用と一括りに言っても、そこで行われる作業は多岐にわたります。
ここでは、代表的な保守運用の作業を6種類ご紹介します。

ドメイン・サーバーの更新

保守運用で最も重要なのがドメインとサーバーの管理です。
ドメインとはWEBサイトの住所のようなもので、サイトURLの「○○.co.jp」などの部分に相当します。また、ドメインを存在させるためにはサーバーが必要で、こちらはWEBサイトという家を建てるための土地にたとえられることが多いです。
WEBサイトを成立させるには、「WEBサイト(家)」、「ドメイン(住所)」、そして「土地(サーバー)」の3要素が欠かせません。ドメインかサーバーの契約が切れてしまうと、WEBサイトが表示されなくなってしまうので、定期的な更新作業が必要不可欠となります。

SSLサーバー証明書の更新

SSLサーバー証明書とは、WEBサイトの運営者の実在を確認し、通信データの暗号化を証明するための証明書です。
この証明書があることで、第三者による「なりすまし」や、データの改ざんや盗み見などを防ぐことができます。反対に言えば、SSL証明書がない状態だと、悪意ある第三者からの攻撃を受けやすくなってしまいます。
SSLサーバー証明書の期限が切れると、「この接続ではプライバシーポリシーが保護されません」などとブラウザに注意書きが出てくるので、訪問者にも不安を与えてしまいます。そのため、SSLサーバー証明書の期限が切れないよう常に更新を怠らないことも、重要な保守運用の一環なのです。

CMSなどのバージョンアップ

CMSとは “Contents Management System” の略称で、WEBサイトの管理・更新を簡単にしてくれるシステムのことです。WordPressやJoomlaなどのCMSが特に知られています。
CMSは利便性やセキュリティ性を向上させるため、不定期にバージョンアップを実施しています。バージョンアップ自体はワンクリックで完了するため簡単ですが、それにより自社サイトとの互換性に問題が発生したり、追加ソフトであるプラグインが上手く作動しなくなったりする可能性があります。
そのため、CMSのバージョンアップ1つ取っても、専門的な知識を持つ技術者に任せる方がより安心だといえるでしょう。

最新のブラウザへの対応

WEBサイトの表示には、「Edge(Microsoft)」や「Safari(Apple)」、「Chrome(Google)」などのブラウザを使用しますが、これらブラウザも頻繁にバージョンアップをしているため、正確に表示されるよう対応が求められます。
また、PCやスマートフォンも定期的に新機種が発表されるため、それらの端末での閲覧時に表示が崩れないようにするのも、重要な保守運用業務の1つです。

外部連携(SNSなど)の仕様変更への対応

TwitterやInstagramなどの外部サービスと連携している場合は、仕様変更に伴って改修作業が必要になります。場合によっては一部機能が利用できなくなり、自社サイトのUIが大きく変わる可能性があります。
外部サービスの仕様変更は不定期で予測がしにくいので、自社で保守運用を行う際は取りこぼす可能性が高く注意が必要です。

バックアップの取得

WEBサイトを更新する際、思わぬトラブルが発生することもあります。そんなとき、バックアップを取得しておけば、更新作業前の状態に戻せるため、被害を最小限に抑えることができるでしょう。
そのため、定期的にWEBサイトのバックアップを取得・保管しておくことも、重要な保守運用業務の一環だといえます。

WEBサイトの保守運用は外注すべき?

以上見てきたように、WEBサイトの保守運用には様々な業務が含まれているため、専門知識を持った技術者でないと完璧にこなすのは難しいといえます。そのため、自社に充分な知識を持つ技術者がいないのであれば、WEBサイトの保守運用は専門業者に外注した方がよいでしょう。
安易にコストカットを図って保守運用を内製化すると、上記に挙げた作業のいずれかに漏れがあり、結果的に外注費に割く以上の損失が生まれてしまうことにもなりかねません。
その際、サイト制作自体も外注しているのであれば、保守運用込みで同じ業者に依頼することをおすすめします。制作と保守運用が同業者であれば、サイト制作から公開後のメンテナンスまでを一貫して任せられるので、よりスムーズなサイト運営が実現します。

WEBサイトの保守運用を外注するメリット・デメリット

WEBサイトの保守運用を外注すると、具体的にどんなメリットが得られ、どんなデメリットに気を付けなければいけないのでしょうか。
ここでは、具体的なメリット2つと、デメリット1つを厳選してご紹介します。

メリット①:サイト運営時のリスクを最小限に抑えられる

WEBサイトの保守運用を外注する最大のメリットは、サイト運営時のリスクを最小限に抑えられる点です。
WEBサイトの保守運用は、サイトを正常な状態に保つための必須業務です。もしどこかに対応漏れがあれば、WEBサイトの見やすさが損なわれたり、最悪の場合はWEBサイトが表示されなくなったりするリスクも考えられます。
そのため、WEBサイトの制作と同じかそれ以上に、保守運用は知識を持つ専門業者に委ねるべきだといえるでしょう。

メリット②:自社人員をコア業務に専念させられる

WEBサイトの保守運用を外注することで、自社人員をコア業務に専念させられるメリットも得られます。
WEBサイトの保守運用には専門知識が必要なので、自社で内製化しようとすると、相応のリソースが必要となります。その結果、本来できるはずだったコア業務に注力できなくなり、業績に悪影響を及ぼしかねません。
その一方、専門業者に外注してしまえば、自社人員のリソースはすべてコア業務にまわせます。また、不慣れな人員で対応するより効率も向上するので、よりスムーズな保守運用が実現するというメリットも得られるでしょう。

デメリット:外注費用が発生する

WEBサイトの保守運用を外注する唯一のデメリットとして、外注のための費用が発生する点が挙げられます。
上述のように、保守運用には様々な業務が含まれており、そつなく遂行するためには専門知識が必要なため、信頼できる業者と契約を結ぶには相応の費用がかかります。
とはいえ、不慣れな自社人員で行うリスクや、コア業務に専念できるリソースの確保を鑑みれば、全体ではプラスが多いと考えてよいでしょう。

まとめ

今回は、WEBサイトの保守運用とは何かという基本から、主な保守運用の業務内容、外注した際のメリット・デメリットなどを詳しく確認してきました。
WEBサイトは作って終わりではなく、公開後のメンテナンスが必要不可欠です。その際、適切な保守運用を自社で行うのは難しいことが多いので、信頼できる業者に外注するのが安心だといえるでしょう。
弊社RenoBoxでは、WEBサイト制作および保守運用業務の代行を承っております。充分な専門知識を有した技術者が担当するので、貴社サイトを常に最新かつ安全な状態に保つことが可能です。
自社サイトの保守運用に不安がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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