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ホームページは、制作するときだけでなく、それを維持していくうえでも費用がかかります。そのため、これからホームページを作ろうとしていて、維持費がどれくらいかかるか気になっている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回の記事では、ホームページ制作後にかかる維持費の項目や内訳について、詳しく解説していきます。自社で内製化した場合とアウトソーシングした場合の違いについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
ホームページ制作後にかかる維持費は、自社で内製化するのか、外部企業にアウトソーシングするかによって、その金額が大きく変わってきます。 自社でホームページの管理や更新、記事の投稿などを完全に内製化できれば、おおよそ5,000~20,000円/月 程度の費用で維持できるでしょう。その際の費用項目は以下の3つです。
その一方で、ホームページの維持を外部企業にアウトソーシングする場合は、上記3つの項目に加えて、以下4項目の費用が必要となります。
これらの費用は、ホームページを名刺代わりに維持しておきたいのか、集客のプラットフォームとして活性化させたいのかなど、その目的や規模によって相場が大きく前後します。 たとえば、最低限の維持のみをアウトソーシングするのであれば、10,000~50,000円/月程度の維持費で収まるでしょう。その一方、自社のブランディングや集客を強めるため、広告やSEO対策も含める場合は、10~100万円/月 程度の費用が必要となります。
ここでは、上記で挙げた全7種類の維持費の項目について、それぞれの内訳がどうなっているかを詳しく確認していきましょう。
サーバー維持費とは、ホームページを作る土台となるサーバーを維持するための費用です。 しばしば、ホームページは家、そしてサーバーはそれを建てる土地にたとえられます。サーバーを自社で用意することもできますが、多額の費用がかかるため、ホームページ用途であればレンタルするのが一般的です。 レンタルサーバーの費用は、月々数百円~5,000円程度のものが一般的ですが、容量が多かったり、セキュリティ性が高かったりするものだと、月々数万円かかるものも存在します。
ドメイン維持費とは、ホームページの住所に相当するドメインを維持するための費用です。ドメインには色々な種類がありますが、ビジネス用途の場合は、「.jp」や「.co.jp」、「.com」などのドメインに人気があります。 ドメインは大きく分けて、自社ホームページ独自の文字列を決められる「独自ドメイン」と、ブログサービスなどのドメインを借用する「共有ドメイン」の2種類があります。個人の趣味で公開する程度なら共有ドメインでよいですが、ビジネス用途のホームページであれば、独自ドメインを使用する方が、信頼性が高く保てておすすめです。 ドメインは年毎に更新されるのが一般的で、月額換算だと数百~1,000円程度の維持費がかかります。また、レンタルサーバー業者によっては、ドメイン更新料を無料にしたり、サーバー維持費に含めたりしている場合もあります。 ドメインについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。 ドメインとは?独自ドメインとサブドメインの違いなどを詳しく解説
SSLとは “Secure Sockets Layer” の略称で、簡単に言うと、インターネット上のデータ通信を暗号化して保護する仕組みのことです。ホームページを運用する際は、サイト上の情報を保護するために、SSLを維持する費用がかかります。 現代は、サイバー攻撃やなりすましなどの被害が増加していることもあり、基本的にほぼすべてのホームページでSSL化が推奨されています。SSL化しているサイトは、URLでhttpの後ろにsecure(安全)を意味するsが付いて、httpsになっている点が目印になります。 SSL維持費は、最低限のものであればレンタルサーバーのサービスに含まれているため、無料で利用できるケースが多いです。ただし、ショッピングサイトなどで顧客の個人情報などを扱う場合は、より高いレベルのSSLを利用した方が安心だといえます。その場合、月額数千~20,000円程度がかかってきます。 ホームページのSSL化の重要性については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。 WEBサイトに「保護されていません」と表示される原因とは?SSL化の詳細を解説
保守運用費用とは、バグや不具合、セキュリティ対策などを行い、ホームページを常に正常な状態に保つために必要となる費用です。 保守運用の詳細は多岐にわたりますが、代表的な作業としては、CMSのバージョンアップや、最新ブラウザへの対応、バックアップの取得などが挙げられます。 自社にホームページ制作に詳しいエンジニアが在籍していれば、保守運用を内製化して費用を抑えることもできます。しかし、自社で対応できない場合は、専門業者にアウトソーシングするのが一般的です。 最低限の保守運用であれば、月々数千~10,000円程度の費用で収まるでしょう。また、ホームページ制作からアウトソーシングしている場合は、初年度の保守運用を無料にするなど、サービスが受けられる可能性もあります。 ホームページの保守運用については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。 WEBサイトの保守運用とは?作って終わりにしてはいけない理由を詳しく解説
更新費用とは、ホームページの記事などのコンテンツを追加するために必要となる費用です。 こちらも、自社で内製化する場合は費用を抑えられますが、自社で対応するノウハウがない場合は、アウトソーシングした方が高い費用対効果を得られます。 ホームページの更新費用は、コンテンツの内容や数、更新頻度などによって変わってきますが、月々5,000~10万円程度が相場になります。 ホームページの更新は、自社の信頼性を高めたり集客効果をアップさせたりするうえで必須の作業なので、内製化するにせよアウトソーシングするにせよ、定期的に行うようにしましょう。
広告費用とは、リスティング広告やディスプレイ広告などの掲載に必要な費用です。 リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンにおいて、検索結果の目立つ場所に表示させるテキスト広告です。ディスプレイ広告は、ホームページ上で画像や動画をバナーにして表示させる広告を指します。 いずれの場合も、アウトソーシングする場合は広告費用に加え、その20%前後が依頼費用としてかかります。たとえば月10万円の広告であれば、依頼費用込みで12万円かかるイメージです。
SEO対策とは、自社のホームページを自然検索で上位表示させるための施策のことです。SEOは “Search Engine Optimization” の略称で、日本語にすると「検索エンジン最適化」という意味になります。 ホームページを上位表示させるためには、キーワードの選定やアクセス解析などのテクニックが必要となります。そのため、自社でWEB制作に十分なノウハウがあるのでなければ、専門業者にアウトソーシングするのが一般的です。 SEO対策をアウトソーシングする際の料金プランは、月々一定額がかかる「月額固定型」と、上位表示が達成されたら料金を支払う「成果報酬型」の2種類があります。 月額固定型の場合は月々10万円以上、サポートが手厚い場合は100万円近くかかるケースもあります。その一方、成果報酬型の場合は、上位表示した順位や期間に応じて数千~数万円の費用が都度かかってきます。 月額固定型と成果報酬型はそれぞれにメリットが異なるので、自社のニーズに合った方を選択することが重要です。 なお、自社でSEO対策を行いたい場合の注意点などについては、以下の記事で詳しく解説しています。 WEB制作におけるSEO対策のやり方とは?必要な理由や注意点を詳しく解説
今回は、ホームページ制作後の維持費をテーマに、自社で内製化する場合とアウトソーシングする場合それぞれについて、項目ごとの詳細を確認してきました。 ホームページは作って終わりではなく、公開した後も適切に維持管理していくことが重要です。自社で内製化すれば維持費を安く抑えられますが、ノウハウやリソースの問題で難しい場合は、無理せずアウトソーシングした方が、費用対効果は高いといえるでしょう。
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