カラー, ロゴ, ブランディング
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新しく自社ロゴや商品ロゴを作るにあたって、デザイン以上に重要な要素が「ロゴの色」です。
ロゴの色が違うだけで、見る人へ与える印象が大きく変わるので、適切な色選びをしなければなりません。しかし、自社ロゴにはどんな色が適切なのかわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ロゴの色が重要である理由を確認し、その後で色ごとの具体的なイメージを詳しく解説していきます。また、記事の後半では色選びのポイントについても取り上げるので、これから自社ロゴを制作する方は、ぜひ参考にしてください。
ロゴはデザインより色が重要? その理由とは
ロゴをデザインする際、デザインももちろん重要ですが、色はそれ以上に重要な要素となります。なぜかというと、色が違うだけで、見る人に異なった印象を与えることが多いからです。
たとえば、コップに液体が入っているイラストを思い浮かべてみてください。この液体部分が青くなっていたら、多くの人が冷たい飲料を想像するでしょう。反対に、液体部分が赤く色づけされていたら、温かい飲み物を想像するのではないでしょうか。これは、私たちが無意識に青を「冷たい」、赤を「温かい」と判断しているからです。
このように、色には私たちの心理や感覚に直接働きかける力があります。一説によれば、ロゴ自体のデザインよりも、その色の方が印象に残りやすいともいわれています。
そのため、新規にロゴを制作する際は、デザイン以上に色へこだわることが非常に重要だといえるのです。
色ごとの与えるイメージ
世の中にはさまざまな色があり、それぞれに与えるイメージが異なります。
ここでは、ロゴでよく使われる9色をピックアップしました。それぞれの与えるイメージについて、詳しく確認していきましょう。
赤色
赤色は、情熱や力強さをイメージさせる色です。炎の色や血液の色からの連想でしょう。
ロゴに使用すると、赤色は消費者の購買欲などをアップさせられます。また、温かいものも連想させるので、秋冬のアイテムなどのロゴにもよいでしょう。
加えて、赤は危険を知らせる警告色としてもよく使われます。いずれの場合も、見る人の関心を強く引く色だといえます。
青色
青色は、冷静さや落ち着きをイメージさせる色です。海や湖などにある冷たい水からの連想でしょう。
ロゴに使用すると、青色は知性や信頼性を表現できます。そのため、IT企業などのロゴによく使用されています。また、赤色とは対照的に冷たいものを連想させるので、清涼飲料水などのロゴにも最適でしょう。
黄色
黄色は、明るさや活気をイメージさせる色です。有彩色の中では最も明るい色であることから、無意識下で明るさを感じるのでしょう。
ロゴに使用すると、黄色は元気で親しみやすい印象を与えます。そのため、子ども向けサービスや、飲食店のロゴなどによく使用されます。
緑色
緑色は、安心感や安らぎをイメージさせる色です。木に茂る葉の色からの連想でしょう。
緑色をロゴに使用すると、リラックスした雰囲気や、身体への優しさなどを表現できます。そのため、健康志向の食品のロゴや、医療機関のロゴなどでよく使われています。
また、緑色は中間色なので、他の色との相性がよい点も特徴的です。そのため、2色以上を組み合わせてロゴを作る際には重宝するでしょう。
白色
白色は、清潔感や純粋さをイメージさせる色です。すべての色の基本であり、有彩色と無彩色含め、すべての色の中で一番明るい色としても知られています。
ロゴに使用すると、白色は明るい印象を演出できますが、単色で使われるというより、他の色と組み合わせて使われることが多いです。また、白には空間を広く見せる視覚効果があるので、ロゴの下地の色としてもよく使われます。
黒色
黒色は、落ち着きやフォーマルさをイメージさせる色です。多くの国で礼服が黒くデザインされているのも、このイメージの影響でしょう。
黒色をロゴに使用すると、高級感を演出できます。ただし、暗さのある色でもあるので、配色には注意が必要です。そのため、対極にある白色と合わせて、モノトーンで使われるケースが多いです。
ピンク
ピンクは、優しさや可愛らしさをイメージさせる色です。そのため、主に女性に人気が高く、女性向けの商品やサービスのロゴとしてよく使われます。
また、ピンクは赤色に白色を混ぜて作る色であるため、赤色と同様に目を引きやすい特徴もあります。
オレンジ
オレンジは、エネルギーに満ちた様子をイメージさせる色です。赤と黄色の中間色であることから、老若男女問わず人気の色といわれています。
ロゴにオレンジを使用すると、親しみやすさを演出したり、見る人の食欲を増進させたりする効果があります。
紫色
紫色は、高級感や上品さをイメージさせる色です。多くの文化で高貴な身分の人の持ち物に使われていたことから、このようなイメージが付いたのでしょう。
紫色をロゴに使用すると、他とは違う個性を表現できます。また、紫色には神秘性を感じさせる効果もあるので、スピリチュアルなイメージのロゴにも最適でしょう。
ロゴの色を決める際のポイント
以上見ていたように、色によってイメージが大きく変わるため、ロゴの色選びに迷っている方も多いでしょう。
そこで、ここからはロゴの色を決める際、注意したいポイントを2つご紹介します。これから自社ロゴを作成する際は、ぜひ参考にしてください。
ポイント①:企業イメージで色を決める
ロゴの色は、企業イメージをもとに決めるのがポイントです。たとえば、活発的なイメージを打ち出すなら赤いロゴ、信頼性を打ち出すなら青いロゴが合うでしょう。
まだ起業して間もなく、自社イメージが定まっていない場合は、今後どのようなイメージを持ってほしいかを考えて色を決定するとよいでしょう。
ポイント②:業種や商品・サービスの特徴に合わせて色を決める
ロゴの色は、会社の業種や、商品・サービスの特徴に合わせて決めるのもおすすめです。
たとえば、林業などの自然関連の会社なら緑色のロゴ、女性向けのサービスならピンク色のロゴ、子ども用品などを扱うなら黄色のロゴなどがよいでしょう。
とはいえ、必ず決まった色のロゴにしなければいけないわけではありません。これらはあくまで目安なので、実際には自由に選んでOKです。ただし、あまりにもイメージとかけ離れた色を使うとマイナス効果に繋がる可能性もあるので、最低限の色のイメージは押さえておくと安心できるでしょう。
まとめ
今回は、ロゴ制作における色選びの重要性について、詳しく解説していきました。
ロゴにおいて、色はデザイン以上に印象を大きく左右する要素です。そのため、自社のイメージや業種、扱い商品やサービスの特徴などと照らし合わせて、適切な色のロゴを作る必要があるでしょう。
弊社RenoBoxでは、企業ロゴや商品ロゴの制作を承っております。ロゴのデザインはもちろんのこと、色についても貴社のご希望を踏まえ、適切なものをご提案いたします。
新しく自社ロゴを作ることを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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