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ランディングページ(LP)とは?特徴・メリット・デメリット・作り方・運用のコツまで解説

ランディングページ(LP)とは?特徴・メリット・デメリット・作り方・運用のコツまで解説

04.202023
CATEGORYWEB制作


商品の購入やサービスの利用を促進したいときに、LP(ランディングページ)を活用したいと考えている方が多いのではないでしょうか。広く知られている手法ですが、これから始める方にとっては、詳細を知らないことも多いかもしれません。

この記事では、Web制作におけるLP(ランディングページ)について、定義から特徴、メリット・デメリット、作り方、運用のポイントまで詳しく解説します。

Web制作におけるLP(ランディングページ)とは

Web制作におけるLPは、Landing Page(ランディングページ)の略称です。「着地する」という意味を持つ「land」から、ユーザーが行き着くページという意味で活用されています。LPを詳しく解説する前に、定義や目的など前提から理解していきましょう。

定義

LP(ランディングページ)には、広義の定義と狭義の定義があります。広義の定義は、ホームページやメディアの中で、ユーザーが最初にアクセスしたページです。ユーザーのアクションによるため、どのページもLPと言えます。

一般的に使われるのは、狭義の定義です。商品の購入や問い合わせなど特定のアクションを促進するページのことを言います。商品・サービスの詳細や問い合わせフォームなどをまとめ、具体的なアクションに誘導するページです。

目的

LP(ランディングページ)の目的は、商品・サービスの購入、問い合わせ、資料請求などのアクションを促すことです。

これらのアクションはコンバージョンと言い、LPでのサービス紹介やキャンペーンのアピールなどを通して、最終的な成果の達成を目指します。

ホームページとは、目的が異なるページです。幅広い情報をユーザーに提供するHPとは対照的に、コンバージョンに必要な情報に絞ってページを構成します。

LP(ランディングページ)の特徴

LP(ランディングページ)の特徴は、以下の3つです。

レイアウトが縦長

LP(ランディングページ)は、1ページに情報を集約します。営業トークのように、サービス紹介、口コミ、キャンペーン情報などを順序良く配置することから、縦長のレイアウトになるのが基本です。

設置するリンクは最小限

LP(ランディングページ)は、1ページ完結のため、配置するリンクは最小限です。申し込みフォームや購入ページなどで、コンバージョンを目的としたリンクに絞ります。着地点としてのページであるため、その他の情報に誘導するリンクは設置しません。

デザインの自由度が高くインパクトを重視する

レイアウトこそ縦長ですが、デザインの制限はありません。フォントの大小や背景の写真、コンテンツの配置などが自由にできるので、ユーザーの印象に残るページを作成できます。

 

LP(ランディングページ)を制作するメリット

LP(ランディングページ)を制作することによって、以下のメリットを期待できます。

ユーザーが求める情報を集約できる

 

LP(ランディングページ)は、1ページに情報を集約できるのがメリットです。通常のページでは、サービスの紹介や口コミなどの情報を複数のページに分けられることが多く、ユーザーに情報を探す手間をかけてしまいます。

LPであれば、必要な情報が1ページにまとめられているので、ユーザーのニーズに響けば、アクションを高確率で期待できます。

ゴールに向けて順序良くアプローチできる

LP(ランディングページ)は、セールストークをイメージして制作します。ユーザーの悩みに共感する、悩みを解決できる商品・サービスを紹介する、お得に購入できる方法をアピールするといったように、ユーザーの心理に合わせてアプローチできるのが特徴です。

1ページ完結のコンテンツだからこそのメリットで、通常のページの場合閲覧する順番をコントロールするのは難しく、コンバージョンにつなげにくいケースがあります。

流入経路に合わせて複数のパターンを制作できる

LP(ランディングページ)にアクセスする経路は、記事や広告、SNSなどマーケティング方法によって変わります。

流通経路それぞれでユーザーの属性が変わることがありますが、LPをユーザーに合わせて複数のパターンで制作すれば、より効果的なアプローチが可能です。キャッチコピーを変えるだけでも、ユーザーに刺さるページになります。

デザインによって視覚的にも訴求できる

LP(ランディングページ)はデザインの自由度が高いため、ビジュアルで訴求できます。画像や動画、図などを挿入したり、文字のサイズでメリハリを付けたりすることで、インパクトのあるページになるでしょう。

内容ももちろんですが、視覚的な情報は印象に残りやすく、コンバージョン率の向上につながりやすくなります。

LP(ランディングページ)制作で注意したいデメリット

LP(ランディングページ)には制作するメリットが多くありますが、一方で気を付けたいデメリットもあります。デメリットを理解した上で、LPの制作を始めましょう。

ページ離脱が起きやすい

ページ内にリンクをそれほど設置しないため、関連ページを閲覧する回遊は期待できません。縦長のレイアウトということもあり、序盤で心を掴めなければ、注文や問い合わせにたどり着かず、離脱する可能性もあります。

回遊を促したいからといって、リンクを増やすのもあまり良くありません。コンバージョンを目指すLPから他のページに離脱してしまいます。LPの役割を理解し、離脱が起きにくい内容に仕上げることが大切です。

制作に時間やコストがかかる

LP(ランディングページ)の制作には、多くのリソースが必要になります。制作の流れは後述していますが、ターゲットの選定や構成の作成、テキストや画像の作成など、それぞれのステップに時間やコストが必要です。

自社で制作できる時間や人材を確保できない場合は、外注を検討することになります。制作を任せられますが、依頼先とのすり合わせやチェックにかかる時間、外注費用はあらかじめ想定しなければいけません。

SEO対策にはあまり向いていない

LP(ランディングページ)は、インパクトのあるページにするために、文字も画像化することが多いです。そのため、テキストを中心に評価する現在の検索エンジンの仕様では、SEO評価は低くなる傾向があります。

画像を多用する分、ページの読みこみに時間がかかるという点でも、通常のページよりも不利な点です。検索エンジンでの上位表示は難しいため、LP単体での集客は現実的ではありません。

LP(ランディングページ)を制作する流れ・手順

LP(ランディングページ)は、4つのステップで制作するのが基本です。

1.ターゲットを設定する

LP(ランディングページ)を制作する前に、誰に向けて発信するのかを明らかにしましょう。ターゲットを明確にすることで、何を書くべきかが明らかになり、ユーザーに響くLPを制作できます。

自社の商品・サービスを求めるユーザー像を分析し、ピンポイントなターゲット像をつくりあげましょう。

2.構成・レイアウトを決める

ターゲットを決めたら、アウトラインとなる構成をつくっていきます。一般的な構成は、以下の通りです。

 

  1. キャッチコピー
  2. アクション導線(ボタンなど)
  3. 商品・サービスの説明
  4. アクション導線(ボタンなど)
  5. 利用者の声・口コミ
  6. 購入・利用の流れ
  7. アクション導線(ボタンなど)
  8. よくある質問
  9. フォーム(問い合わせ、資料請求など)

キャッチコピーで心をつかみ、商品・サービスの説明で関心を高め、説得力のある口コミやよくある質問など不安を解消し、フォームやボタンでのコンバージョンに誘導するという流れです。

3.テキストや画像などを制作する

構成に基づいて、テキストや画像などを作成していきます。自社で制作する場合は、テキストを担当するライター、レイアウトを担当するデザイナーなどを決め、担当ごとに進めていくと良いでしょう。

外注する場合も、役割ごとに発注しますが、丸投げにしてはいけません。明確なイメージを伝えた上で、こまめに進捗を共有し、イメージ通りのLPを協力してつくっていきましょう。

4.開発・コーディングを行い公開する

LP(ランディングページ)が完成したら、公開に向けて開発やコーティングを行います。システムへのアップロード、URLの設定、表示チェックなどを経て、晴れてLPに完成・公開です。

LP(ランディングページ)を効果的に運用するポイント

LP(ランディングページ)は、制作して終わりではなく、運用の仕方次第でコンバージョンを獲得できます。

効果的に運用し、成果を高めるポイントは、以下の4つです。

SNSやオウンドメディアなどから誘導する

LP(ランディングページ)はSEO的には評価が低いため、他のコンテンツと連携するのがポイントです。

オウンドメディアやブログ、SNSの投稿などにLPのリンクを設置する、広告を出稿するなど、LPに上手く誘導する必要があります。効果的にユーザーを導くためには、LPを含めたコンテンツ設計を練ることが大切です。

例えば、商品・サービスに関連する記事をアップし、オウンドメディアからLPに誘導するなど、ユーザーの行動を想定した戦略を立てると良いでしょう。

スマートフォンに対応したレスポンシブデザインを採用する

ほとんどの人がスマートフォンを持つ現代では、LP(ランディングページ)へのアクセスもスマートフォンが多いです。パソコン画面とスマートフォンの画面に対応したデザインをレスポンシブデザインと言い、スマホ対応の一つとして実践すると良いでしょう。

どのデバイスで閲覧しても、正しく表示され、見やすいLPに仕上げることによって、スマホユーザーからのコンバージョンも狙いやすくなります。

問い合わせフォームの使い勝手を重視する

LP(ランディングページ)の目的はコンバージョンの最大化であり、購入や問い合わせがゴールです。ゴールを達成するためには、申し込みページや問い合わせフォームの利便性も重要になります。

項目が見にくい、入力しにくいなど使いにくいポイントがあると離脱が起きやすいので、視認性や操作性にこだわりましょう。

効果測定を元に改善を繰り返す

LP(ランディングページ)は、制作して終わりではなく、より良いページに改善を続ける必要があります。LPからの購入数や問い合わせ数などをこまめに測定し、数値から課題を分析し、デザインやボタンの配置などを修正することが重要です。

複数のパターンでLPを制作し、それぞれの効果を比較するA/Bテストも効果的です。反応の良いLPを採用することで、コンバージョンを見込みやすくなります。

まとめ

Web制作におけるLP(ランディングページ)とは、商品の購入やサービスの利用などのコンバージョンを目指すページです。商品説明や口コミ、よくある質問などユーザーが知りたい情報を集約することで、成果に誘導しやすくなります。

より成果を追求するためには、他のコンテンツとの連携、レスポンシブデザインの採用、フォームのユーザビリティ―、効果測定に基づいた改善といった運用がポイントです。作り方のステップも参考にして、効果的なLPを作成してみましょう。

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